2009.08.22 Saturday
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痴呆症の初期症状や老人性痴呆症、痴呆症の治療や病院についてです。
2009.08.22 Saturday
見当識障害という症状
痴呆[認知症]の主な症状に知能の低下があります。
まずは記憶障害から始まり、ついさっき食べたばかりの食事の内容が思い出せない、さらには食べたことすら忘れてしまい、家族が自分だけに食事を与えてくれない、と被害妄想(ひがいもうそう)に駆られたりすることもあります。 また、症状が進むと物忘れの他に、失語・失行・失認(しつご・しっこう・しつにん)といった「見当識障害(けんとうしきしょうがい)」が目立つようになります。 こうなると日常生活に支障をきたすようになります。 ●見当識障害自分が置かれている場所・時間・環境を把握する認識能力を「見当識」といい、その能力が障害されることを「見当識障害」といいます。 脳の損傷などが起こると、こうした認知能力が起こることがあります。 では、失語・失行・失認とは?●失語聴覚や発声機能に異常がないにもかかわらず、言語の理解や発声が障害されているものを「失語」といいます。 ●失行運動障害をもたらす器質的な病変がないのに、行動が正しく行われないものを「失行」といいます。 ●失認本来認識すべき対象に対して、正常な意味理解ができなくなったものを「失認」といいます。 痴呆[認知症]が疑われる場合、その有無や程度を診断するためにいろいろな評価尺度から検査が行われます。 そのテスト項目は、主に「認知機能(にんちきのう)」を中心にして作成されています。 認知機能とは?人間は、現在自分がいる時間や場所、周囲の状況を関連させて正しく把握し、理解することができます。 このような、注意、知覚、了解、判断、記憶などの総合された複雑な認識作用を「認知機能」と呼びます。 痴呆[認知症]では、この機能が障害を受けているのです。 JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 症状 |
2009.08.22 Saturday
脳の委縮はどうしておこるのか
アルツハイマー型痴呆[認知症](あるつはいまーがた(ちほう[にんちしょう]))では、大脳の委縮(いしゅく)や神経伝達物質(しんけいでんたつぶっしつ)の変化がみられます。
脳の縮小は、正常老人の約10パーセント減少で、特に前頭葉(ぜんとうよう)、側頭(そくとう)、頭頂葉(とうちょうよう)の減少が著しいと言われます。 また、脳室(のうしつ)の拡大、神経細胞の脱落と委縮、アルツハイマー神経原線維(あるつはいまーがたしんけいげんせんい)の変化、老人斑(ろうじんはん)などが見られます。 ●老人斑とは?老人斑というのは、アミロイドと呼ばれる色素たんぱくが脳に沈着したものをそう呼びます。 特に、アルツハイマー型痴呆[認知症]の大脳皮質に多く見られ、第21番目の染色体にある遺伝子の異常によって生じることが推測されています。 アルツハイマー型痴呆[認知症]では、老人斑や神経原線維変化などの生化学的研究から、生物学的に原因を突き止めようという動きがあります。 いろいろな研究がおこなわれつつありますが、本格的な原因の究明にはいたっていません。 アルツハイマー型痴呆[認知症]には、決めてとなる治療法はありません。 症状が進むと、歩行困難や失禁(しっきん)などの神経系の変化くる異常がみられます。 そしてさらに症状が進むと、寝たきりになってしまいます。 末期は完全な痴呆状態となり、てんかんの発作などを起こす危険さえあるのです。 ふつう発病から5?10年で死にいたります。 JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 |
2009.08.22 Saturday
物質誘発性持続性痴呆[認知症]とはどういう病気か
精神疾患の診断のバイブルとされる、アメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)では、痴呆[認知症](ちほう[にんちしょう])を以下に分類しています:1.アルツハイマー型痴呆[認知症]、2.脳血管性痴呆[認知症](のうけっかんせいちほう[にんちしょう])(以前は、多発梗塞性痴呆[認知症](たはつこうそくせいちほう[にんちしょう]))、3.他の一般身体疾患による痴呆[認知症]、4.物質誘発性持続性痴呆[認知症]、5.複数の病院による痴呆[認知症]、6.特定不能の痴呆[認知症]このうち、4.物質誘発性持続性痴呆[認知症]は、『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)によると次のように定義されます[参照:『DSM-4精神疾患の分類と診断の手引き新訂版』医学書院]。
物質誘発性持続性痴呆[認知症]1.多彩な認知欠損の発現で、それは以下の両方により明かにされる。 (1)記憶障害(新しい情報を学習したり、以前に学習した情報を想起する能力の障害)(2)以下の認知障害のひとつ(またはそれ以上):●失語(言語の障害)●失行(運動機能が損なわれていないにもかかわらず動作を遂行する能力の障害)●失認(感覚機能が損なわれていないにもかかわらず対象を認識または同定できないこと)●実行機能(すなわち、計画を立てる、組織化する、順序立てる、象徴化する)の障害2.基準1(1)および1(2)の認知欠損は、そのおのおのが、社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準からの著しい低下を示す。 3.その欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではなく、また物質中毒または離脱の通常の期間を超えて持続する。 4.病歴、身体診察、臨床検査所見から、その欠損が物質使用(例:乱用薬物、投薬)による持続的作用と病因的関連を有しているという証拠がある。 JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 |
2009.08.22 Saturday
治療法はあるのか
痴呆[認知症]の中核症状は、知能機能の低下です。
残念ながら、低下してしまった能力を元に戻すことは困難です。 しかし、たとえばアルツハイマー型痴呆[認知症]は、脳の老化が原因とされますので、すこしでも脳の老化を遅くする治療法がとられます。 たとえば、「脳代謝改善薬(のうたいしゃかいぜんやく)」を長期的に投与するなどです。 また、脳血管性痴呆[認知症]の場合は、脳出血(のうしゅっけつ)や脳梗塞(のうこうそく)によって特定部位が障害されたり、小さな梗塞巣(こうそくそう)がたくさんできるために起こることから、脳血管障害がこれ以上すすまないようにするため、「脳循環改善薬(のうじゅんかんかいぜんやく)」や「抗血小板薬(こうけっしょうばんやく)」も併用します。 また、痴呆[認知症]の患者さんには、しばしば副次的な症状として、うつ状態や行動異常、妄想、意欲の減退、といった症状がみられます。 したがって、こうした痴呆[認知症]に伴う症状を軽減することで知能低下は改善できなくても、生活の質をできるだけ維持していくよう努力します。 抗うつ薬や抗不安薬(こうふあんやく)、向精神薬(こうせいしんやく)を使うこともあります。 また、夜中に騒いだり徘徊したりする患者さんには、入眠薬(にゅうみんやく)を用いることもあります。 最近では、コリン作動性薬物の投与など、新しい方法が試みられていますが、十分な効果は確かめられていないのが現状です。 JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 治療 |
2009.08.22 Saturday
長谷川式簡易知能評価スケールについて知っておこう
改訂長谷川式簡易知能評価スケール質問・・・評価表と点数1.お歳はおいくつですか?・・・正解は1点(2年までの誤差は正解)2.きょうは、何年の何月何日、何曜日?・・・年、月、曜日の各ひとつ正解で1点。
すべて正解の場合は4点。 3.わたしたちが今いるところはどこですか?・・・自発的に答えられれば2点、5秒おいて家、病院施設の中から正しい選択ができれば1点4.これからいう3つの言葉をいってみてください。 [1]a)桜、b)猫、c)電車[2]a)梅、b)犬、c)自動車・・・[1]と[2]の系列のうちいずれか1つを採用して○印をつけておきます。 a)b)c)のうち1つ正解で1点、2つで2点、すべて正解で3点。 5.100から7を順番に引いてください。 [1]100?7=93、[2]93?7=866.わたしがこれからいう数字を逆からいってください。 [1]6,8,2は2,8,6[2]3,5,2,9、は9,2,5,3・・・[1]が政界で1点、[1]と[2]が正解で2点([1]が不正解の場合は打ち切る)7.先ほど覚えてもらった言葉(4の質問)をもう一度いってみてください。 ・・・自発的に回答があれば、a)b)c)各点、回答がない場合、ヒント(植物、動物、乗り物)を与え、正解すれば各1点。 8.これから5つの品物をみせます。 それを隠しますのでなにかあったかいってください。 ・・・時計、鍵、たばこ、ペン、硬貨など必ず相互に無関係なものをみせて答えてもらう。 1品各1点、すべて正解の場合は5点。 9.知っている野菜の名前をできるだけ多くいってください。 ・・・答えた野菜の名前を記入し、0?5つ正解で0点、6つで1点、7つで2点、8つで3点、9つで4点、10で5点(途中で回答につまり、約10秒まっても答えない場合にはそこで打ち切る)1?9の質問で不正解の場合は、0点評価法:30点(満点)は正常、20点以下は痴呆[認知症]の疑いあり JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 |
2009.08.16 Sunday
痴呆[認知症]の生活環境上の注意点がいくつかあります
痴呆[認知症]になると、知能の低下や行動異常などの症状が出ます。
知能の低下は、痴呆[認知症]の中核症状ですが、これら以外にも妄想や徘徊などの症状が出ることがあります。 たとえば、夫や妻の不倫を妄想して一方的に嫉妬する「嫉妬妄想(しっともうそう)」、物を盗まれたという「被害妄想(ひがいもうそう)」などです。 また、「幻視」といって、本来見えないはずのものが見える、夜中に家のなかを歩きまわる「夜間せん妄」など、があります。 そしてこれらの症状に関連してか、性格にも変化がみられることがあります。 頑固になったり、自己中心的になる、あるいはそれまで清潔だった人が発病後、不潔な状況でも平気になってしまったり、というようにです。 周囲の人の対応で注意しなければならないことは、痴呆[認知症]の患者さんは、知的な機能は失われても、感情は繊細であることが多いのです。 したがって、周囲の人が軽蔑した態度をとったり、ご本人を頭から否定するような言動をとると、よくそれを観察していますし、症状をますます悪化させる要因となります。 明確な治療法がない疾患だからこそ、病気がある状態そのままでご本人を受け入れる環境を整えることが、病気の進行を少しでも食い止めるうえで非常に重要です。 また、特に老人性の痴呆[認知症]であるアルツハイマー型痴呆[認知症]では、身体の変化や環境の変化が発病のきっかけとなったり、症状を悪化させます。 長年勤めた会社を定年になったり、病気やけがで入院生活を余儀なくされたり、といったことです。 JUGEMテーマ:認知症
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2009.08.16 Sunday
せん妄とは何か
精神病疾患の診断のバイブルとされる、アメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM?4では、痴呆[認知症](ちほう[にんちしょう])のさまざまなタイプについて定義を行っていますが、そのなかにいずれも「その欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない」という一節があります。
では、その「せん妄」というのはいったいどのようなものなのでしょうか?同じく、アメリカ精神医学会『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)では、「せん妄」を幾つかのタイプに分け、次のように定義しています[参照:『DSM-4精神疾患の分類と診断の手引き新訂版』医学書院]。 せん妄のタイプには次のようなタイプがあります。 1.「[一般身体疾患]によるせん妄」2.物質中毒せん妄3.物質離脱せん妄4.複数の病因によるせん妄5.特定不能のせん妄●「[一般身体疾患]によるせん妄」の定義1.注意を集中し、維持し、他に転じる能力の低下を伴う意識の障害(すなわち環境認識における清明度の低下)2.認知の変化(記憶欠損、失見当識、言語の障害など)、またはすでに先行し、確定され、または進行中の痴呆[認知症]ではうまく説明されない知覚障害の発現。 3.その障害は短期間のうちに出現し(通常数時間から数日)、1日のうちに変動する傾向がある。 4.病歴、身体診察、臨床検査所見から、その障害が一般身体疾患の直接的な生理学的結果により引き起こされたという証拠がある。 JUGEMテーマ:認知症
| 痴呆症 |
2009.08.16 Sunday
初老期痴呆[認知症]が重要です
知能の働きが低下した状態を「痴呆[認知症](ちほう[にんちしょう])」といいます。
物忘れがひどくなったり、記憶力が悪くなるといった症状が出ます。 これらの症状が、40?60歳の初老期にあらわれる場合を「初老期痴呆[認知症](しょろうき(ちほう[にんちしょう]))」と言い、65?70歳の老年期にあらわれた場合を「老年痴呆[認知症](ろうねん(ちほう[にんちしょう]))とわけて呼ぶことがあります。 脳動脈硬化などの脳血管障害に由来する「脳血管性痴呆[認知症](のうけっかんせい(ちほう[にんちしょう]))と区別し、これらの痴呆[認知症]は、アルツハイマー型老年痴呆[認知症]と呼ぶことがあります。 ●初老期痴呆[認知症]初老期痴呆[認知症]は、早い場合には、40歳代から発病することがあります。 65歳以上の老年期に起こる「老年痴呆[認知症]」と比べると、知能の低下といったさまざまな精神症状が比較的短期間に進行する傾向があります。 まだ働き盛りの年代であるがゆえに、ご本人はもちろんのこと、周囲の人たちが受ける精神的打撃も非常に大きなものとなります。 最初は、物忘れがひどくなるといった症状から始まります。 ただし、いつもその症状が出ているわけではなく、正常なときもあれば、そうでないときもあり、また忘れていても周囲の人が指摘してあげると思いだすことができるため、ご本人も周囲の人たちもそうと気づかないことが少なくありません。 ただし、症状は徐々に慢性化し、完全になおることはありません。 JUGEMテーマ:認知症
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2009.08.16 Sunday
アルツハイマー型痴呆[認知症]についての解説
精神病の診断マニュアルとされる『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)では、「アルツハイマー型痴呆[認知症](あるつはいまーがたちほう[にんちしょう])」を次のように定義します。
1.多彩な認知欠損の発現で、それは以下の両方により明かにされる。 (1)記憶障害(新しい情報を学習したり、以前に学習した情報を想起する能力の障害)(2)以下の認知障害のひとつ(またはそれ以上):●失語(言語の障害)●失行(運動機能が損なわれていないにもかかわらず動作を遂行する能力の障害)●失認(感覚機能が損なわれていないにもかかわらず対象を認識または同定できないこと)●実行機能(すなわち、計画を立てる、組織化する、順序立てる、象徴化する)の障害2.基準1(1)および1(2)の認知欠損は、そのおのおのが、社会的または職業的機能の著しい障害を引き起こし、病前の機能水準からの著しい低下を示す。 3.経過は、穏やかな発症と持続的な認知の低下により特徴づけられる。 4.基準1(1)および1(2)の認知欠損は、以下のいずれによるものでもない。 (1)記憶や認知に進行性の欠損を引き起こす他の中枢神経系疾患(例:脳血管疾患、パーキンソン病、ハンチントン病、梗膜下血腫、正常圧水頭症、脳腫瘍)(2)痴呆を引き起こすことが知られている全身性疾患(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB12または葉酸欠乏症、ニコチン酸欠乏症、高カルシウム血症、神経梅毒、HIV感染症)(3)物質誘発性の疾患5.その欠損はせん妄の経過中にのみ現れるものではない。 6.その障害は他の1軸の疾患(例:大うつ病性障害、統合失調症)ではうまく説明されない。 [参照:『DSM-4精神疾患の分類と診断の手引き新訂版』医学書院] JUGEMテーマ:認知症
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2009.08.16 Sunday
コリンについて知っておこう
アルツハイマー性痴呆[認知症]には、まだ根本的な治療法はないのが現実です。
それでも最近では、脳内アセルコリンの研究が進むにつれて、老年痴呆[認知症]に対して、「コリン作動性薬物」や「コリン前駆物質(こりんぜんくぶっしつ)」を投与するといった治療法が開発されつつあります。 これは、アルツハイマー型痴呆[認知症]や、その他の痴呆[認知症]で特に記憶障害が起こるのは、「コリン」による神経間の連絡が絶たれるためであると考えられるからです。 ●「コリン作動性薬物」、「コリン前駆物質」「コリン作動性薬物」および「コリン前駆物質」とはどのようなものなのでしょうか?「コリン」というのは、神経と神経のつなぎめ、神経と筋肉などの組織とのつなぎめにおいて、情報を伝達する化学物質のひとつです。 なかでも最も強い作用をもつのが、「アセチルコリン」という物質です。 アルツハイマー型痴呆[認知症]や、その他の痴呆[認知症]の症状の一つで、特に記憶障害については、「コリン」による神経間の連絡が絶たることがその理由の一つではないか、という考えから、コリンやアセチルコリンの生産を促す薬や、コリンの原料となる薬が、痴呆[認知症]による記憶障害の改善に有効なのではないかとされ、それを治療に用いる試みがなされているのです。 ただし、まだ研究途上であり、十分な治療効果はあがっていないのが現実です。 高齢化とともに、痴呆[認知症]に苦しむ患者さん、およびそのご家族の方々の数は急速に増加しています。 可能性のある治療法が一刻も早く実用化されることを願います。 JUGEMテーマ:認知症
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